技術社員が会社から評価されない理由
わたしは、技術的な業務がメインですが、クライアントからの案件依頼や打合せ等の窓口に立つ事が多いです。
プラス、営業社員から「案件を受注したので作業をお願いします。」と、作業依頼を請ける事もあります。
まぁ、「技術兼営業」的な感じでしょうか…。打合せや商談にも応じますし、提案書や見積書も作りますし、デザインやコーディング等の制作もしますし、案件が終了すれば経理社員へ請求書の発行依頼まで…何から何までぜぇ~んぶやります。笑
営業社員は営業しかやらない、技術社員は営業もやる…、でも営業社員の方が会社からは評価されやすく、技術社員はどれだけ案件をこなしても評価されにくい…。
なんだか「理不尽」ではありませんか?
それは、この国の経営者の殆どが「営業畑上がり」だから…だと思うんです。
経営陣が社員を評価する基準が「どれだけ多く売上たか?」『だけ』しかなく、直接的な売上に貢献できない技術社員がどれだけ素晴らしい技術力を持っていても、それが凄い事(語彙力w)なのか、そうではないのかの判断が経営陣には理解できず、評価に結びつきにくいのが現実です。
ある日本メーカーの優秀な技術社員が大容量の記憶媒体を開発しても、経営陣からまともに評価されず、その技術がアメリやや中国、韓国へ流出してしまった話は有名ですよね?
要は「技術は投資」として見ていない経営陣が多い…という事です。そして「現場」を見ない経営陣がいかに多いか…。
正直「経営陣、営業社員こそ『現場の技術』を勉強して欲しい。」と思う程です。
自分たちが「何(技術)を売っているのか」を理解もしないで「それ(技術)に値段を付ける」って…これほど恐ろしい事はない。
今年度からウチの会社は「人事考課シート」を導入するとの事で、このシートがどれほどの効果を発揮するか個人的には未知数ですが、「ちゃんと技術社員も評価しよう」という会社の姿勢は素晴らしいと思います。
だが、人事考課シートを書いただけでは駄目、いかに書いた内容を行動に移せるか?「よし!やろう!」とモチベーションも上がりますね。
だからこそ、経営陣(上司)も「社員たちから届いた人事考課シートをちゃんと評価する」…という人事考課シートを書いて欲しいものです。マジで。