キャリア二十年-、B型ウェブクリエイターの思想と偏見と…。

ウェブ制作者が現場から赤裸々に語るウェブ制作に関する技術的な備忘録&雑記帳(偏見+愚痴多め)

苦痛な作業ほど工夫しよう!

わたしはある宿泊施設のウェブサイトの管理を任されています。これも前任者だった今はもう退職したウェブデザイナーから引き継いだクライアントです。

正直、苦痛な作業です。

主に、四季に応じて変化する年(何故か)5回の夕食献立メニュー(料理写真、コース料理名と献立内容)と、年1回の年間休館日をカレンダー形式で表現したページの更新です。

10年以上前のサイトで、CSSではなくtableタグでレイアウトが校正されている、いわゆる「とんでもウェブ」です。サイトリニューアルを提案しても、ウェブ担当者は「予算が無い」「上司に掛け合うのが面倒」とかで、「ウェブの事はそっとしておいて欲しい」という感じ…。(ウェブ制作会社あるある?ですね…。)

まぁ、それは良いとして…、前述した休館日カレンダーページの更新作業ですが、tableタグでコードが組まれたカレンダーを手作業で修正するのがたった年1回の作業であっても苦痛で苦痛で仕方ありません。前任者から、とあるカレンダー生成サイトで今年度のカレンダーのHTMLコードをコピーし、これまたグチャグチャなHTMLコードが書かれた該当ページに上書きペースト。その後、先方から送られてきた休館日資料(エクセル)に沿って休館該当日のtdタグにCSSの休日classを付与していく…という、いかにもアナログな作業。

わたしが担当になって今年で3回目の作業なんですが、「もう、やだ…こんなの。毎年こんなアナログ作業するなんてありえない。休館日一覧をJSON形式で記述したファイルを読み込ませてゴニョったほうが早いっ!」と開発を一念発起。

流石に年間カレンダーを自動生成するプログラムをイチから組むのも手間なので、年数字を指定すればその年の年間カレンダーを動的に表示できるフリーのJSプログラムをネットで探し、そのプログラムを若干改造して既存の表示仕様に合わせた形に仕上げました。(他にも機能追加したり…)

「ぜぇぜぇ…これで来年からはJSONファイルを書き換えるだけの簡単なお仕事になるぜ……。」

もっとこうすれば良くなるのに…と、思っていても中々行動に移せない人多いですよね。技術力が足りない、時間が足りない…色々理由をつけて逃げていませんか?ちょっとした工夫で「楽」が出来るなら、逃げちゃ駄目だ。(碇シンジ)っていうお話でした。

まぁ、だからこそ、ウェブデザイナーであっても簡単なJavascriptくらい組めるようにならないとね…。(え?ハードル高い?大丈夫、20年もやってればこんなプログラム誰でも組めます。笑)